お盆・お彼岸を機に考える仏壇とお墓、そして相続 - 株式会社HCA

Blog ブログ

お盆・お彼岸を機に考える仏壇とお墓、そして相続

終活

2025.08.14

お盆やお彼岸にお墓参りをするたび、「これから仏壇やお墓はどうなるの?」と感じたことはありませんか?今は家族の形や価値観が変わりつつあり、供養のかたちも見直され始めています。そして、そこには相続や家の承継にもつながる重要な問題が隠れています。

本記事では、お盆・お彼岸を「供養のための行事」としてだけでなく、これからの家族や人生を考える良いきっかけにする視点で、仏壇・お墓・相続についてやさしく解説します。

1.お盆・お彼岸は“供養と向き合う時間”

・1-1 先祖を偲ぶ行事がくれる気づき

お盆やお彼岸は、家族で先祖を思い出す時間です。ただそれだけでなく、仏壇やお墓を見ながら「この先どうなるのだろう」と感じる方も増えています。
今は継ぐ人がいない家庭や、都市部への移住など、昔のように自然と代々受け継がれる時代ではありません。この時期は、供養をきっかけに「これからの自分たち」を考えるチャンスでもあるのです。

・1-2 仏壇やお墓の今とこれから

最近では、仏壇の簡略化(ミニ仏壇・手元供養)や、お墓の形も樹木葬・納骨堂など多様化しています。「子に負担をかけたくない」「自分の代で整理したい」という思いから、「お墓じまい」や「改葬」を考える方も少なくありません。

2.供養から見えてくる「家のかたち」の変化

・2-1 誰が守る?これからの供養スタイル

昔は「長男が家を継ぎ、仏壇やお墓を守る」のが当たり前でしたが、今は家族の形も暮らし方も大きく変化しています。
子どもが遠方に住んでいたり、結婚して姓が変わっていたり――「継ぐ」ということが現実的でないご家庭も増えました。

そのため、最近では「永代供養」や「納骨堂」「樹木葬」など、子どもや孫の負担にならない新しい供養スタイルを選ぶ人が増えています。
供養は、伝統に縛られるよりも、家族の暮らしに合った形で“心をつなぐ”ことが何より大切なのです。

・2-2 親の代で決めるべきこと、話すべきこと

「まだ元気だし、今すぐ決めなくても…」と思っている方も多いですが、仏壇やお墓のことは、元気なうちにこそ考えておくべきテーマです。
なぜなら、いざというときに「誰が守る?」「お墓はどうする?」と慌ててしまい、家族間で意見が割れてしまうこともあるからです。
子どもたちに迷惑をかけたくないという思いから墓じまいを進めていたが、子どもたちは「自分たちが引き継いで守り続けるつもりだった」といった話もよくあります。

自分の思いや考えを元気なうちに伝えておくことは、家族へのやさしさです。
形式ばった話ではなく、「私のあと、どうするか一緒に考えてくれる?」という対話から始めてみましょう。

3.供養と相続は切っても切れない関係

・3-1 お墓・仏壇の引継ぎと相続の基本

仏壇やお墓は「祭祀財産(さいしざいさん)」といい、通常の相続財産には含まれません。
通常の相続財産のルールとは異なり、祭祀主宰者(祭祀承継者、祭祀継承者)が、原則として単独で承継します。

※祭祀主催者:位牌・墓地・仏壇などの祭祀に関する財産を承継し、お墓参りや法事などの祭祀を行う人

祭祀主催者は被相続人(亡くなった人)による指定により決まります。指定がない場合は、相続人同士で話し合って決めることとされています。
しかし、最近では「誰が継ぐのか決まっていない」「継ぎたくないという声もある」など、従来の考え方では対応しきれないケースも増えています。

相続財産に含まれないため、祭祀財産を相続放棄することはできません。
事前にしっかり話し合い、遺言書などで祭祀主催者を指定しておくと安心です。

・3-2 実家の名義や財産が“争族”になる前に

仏壇やお墓だけでなく、実家や土地といった不動産が絡むと、家族間でトラブルになるケースも。
「うちは大丈夫」と思っていたのに、遺産分割で揉めてしまった…という例も少なくありません。
供養と相続は別問題に見えて、実は密接に関わっているのです。

4.考えるなら「今」が最適な理由

・4-1 家族が集まる今こそ始めどき

お盆やお彼岸など、家族が集まりやすい時期は、普段できない大切な話をするチャンスでもあります。
法事やお墓参りの合間に、自然な流れで「この先どうする?」という話題が出やすく、真剣な話も重くなりすぎずにできるのがこの時期の良さです。

一度話してみれば、「考えていたよりもスムーズに話せた」「話してよかった」と感じる方がほとんどです。きっかけさえあれば、家族もきっと耳を傾けてくれます。

・4-2 エンディングノートで想いを形に

「話すのはちょっと勇気がいる」という方は、まずエンディングノートに書いてみるのもおすすめです。
仏壇やお墓のこと、供養の希望、自分の財産のこと…言葉にすることで、自分の考えも整理され、家族に伝える準備ができます。

エンディングノートは、遺言書のように法的効力はありませんが、自分の想い”を家族に伝えるための大切なツールです。
書いておけば、「本当はどうしてほしかったのかが分かって安心した」と家族にとっても大きな助けになります。

5.不安なく未来を迎えるための一歩

・5-1 迷いや悩みを整理する方法とは?

「何から始めればいいの?」と感じるのは当然です。だからこそ、まずは今の気持ちを書き出す、家族と話す、専門家に聞くといった小さな一歩から始めてみましょう。
エンディングノートを1ページだけ書くのも立派なスタート。「いつかやろう」を「今少しだけ」に変えるだけで、未来の安心につながります。

・5-2 専門家の活用と無料相談のご案内

相続や供養のことは、家庭の事情や価値観によってさまざま。だからこそ、中立的な立場でアドバイスしてくれる専門家の存在は心強い味方です。
終活・相続支援センター札幌では、終活や相続に関する無料相談を随時受付中。お気軽にお問い合わせください。
また、10月15日10:00から仏壇・お墓について学べるセミナーを開催します。当日は石材店と仏具店から講師がいらっしゃいます。相談に行くにはハードルが高いという方、ちょっと話を聞いてみたいという方はぜひご参加ください。参加費無料で、初めての方でも安心してご参加いただけます。


◆お盆・お彼岸は、これからの自分と家族を考える絶好のチャンスです

供養のかたちが変わりつつある今だからこそ、「うちの場合はどうだろう?」と考えてみませんか?
お墓や仏壇、財産や相続のこと…誰にでも訪れる“その日”のために、今少しだけ立ち止まって考える時間を持つことが、家族への最大の思いやりです。


▶︎無料相談をご希望の方はお問い合わせフォームまたは電話(0120-556-311)から
 ※ご家族の同席も歓迎

▶︎セミナー情報はこちら
(10月15日「家族のために今できる準備〜お墓・仏壇と向き合う終活」 仏壇屋さん、石材屋さんを講師に招いたセミナーを開催します)

この記事をシェアする