
年末年始の帰省は、家族がゆっくり顔を合わせられる貴重な時間です。
一方で「終活の話をした方がいいとは思うけれど、切り出しにくい」「縁起でもないと思われそうで不安」という声も多く聞かれます。
実は、終活の話は“準備”ではなく“安心の共有”として伝えることで、親も子も前向きに受け止めやすくなります。
この記事では、子ども視点・親視点それぞれから、年末年始の帰省時に無理なく終活の話を始める方法を具体的に解説します。
目次
1.なぜ年末年始の帰省が終活の話に向いているのか
1-1.家族が揃い、時間と心に余裕がある
年末年始は仕事や日常から一度離れ、家族でゆっくり過ごせる時期です。
慌ただしい日常では後回しになりがちな将来の話も、落ち着いた空気の中で自然に話題にしやすくなります。特別な場を設けなくても、食事やテレビを見ながらの何気ない会話の中で話を広げられるのが帰省のメリットです。
1-2.「もしも」を現実的に考えやすいタイミング
一年の節目は、これからの人生を振り返る時期でもあります。親世代にとっては健康や老後を意識しやすく、子ども世代にとっても親の変化を実感しやすい時期です。
「何かあったらどうする?」ではなく「これからを安心して過ごすために」という前向きな話につなげやすいのが年末年始なのです。
2.子ども視点:終活の話を切り出すコツ
2-1.「心配だから」ではなく「知っておきたいから」
子ども側が陥りがちなのが、心配や不安をそのままぶつけてしまうことです。
「もし倒れたらどうするの?」という言い方は、親に不安や抵抗感を与えがちです。
「いざという時に慌てないよう、少し教えてほしい」と伝えることで、親も話しやすくなります。
2-2.終活という言葉を使わなくてもいい
「終活」という言葉自体に抵抗を感じる親も少なくありません。
その場合は、「大事な書類はどこにある?」「これからの生活でやりたいことは?」など、生活や将来の希望から入るのがおすすめです。
結果的に情報整理や意思確認につながれば、それも立派な終活の第一歩です。
3.親視点:子どもにどう伝えると安心につながるか
3-1.「まだ元気だからこそ」の準備という考え方
親世代が終活をためらう理由の一つが、「まだ早い」「弱っていると思われたくない」という気持ちです。
しかし、元気なうちに考えておくからこそ、選択肢が広がり、自分の意思を反映できます。その考えを子どもに伝えることで、終活は前向きな行動だと理解してもらえます。
3-2.全部話さなくても、少しずつでいい
一度の帰省で全てを話そうとする必要はありません。
財産の話、医療や介護の希望、もしもの時の連絡先など、テーマを一つに絞るだけでも十分です。
「今日はここまで」と区切ることで、重い話にならず、次につなげやすくなります。
4.話が重くならない工夫と注意点
4-1.家族全員の前で無理に話さない
終活の話題はプライベートな内容も多く、親が話しにくいと感じることもあります。
親の性格や家族関係を考慮し、個別に話す方が良い場合もあります。「みんなの前で決める」より「気持ちを共有する」ことを大切にしましょう。
4-2.意見の押し付けにならないようにする
子ども側が情報を集めすぎると、「こうした方がいい」と正論を押し付けがちです。
しかし終活の主役はあくまで親自身です。選択を尊重し、「考えるきっかけを作る」姿勢を意識することで、親子関係を損なわずに話を進められます。
5.帰省後につなげる終活の第一歩
5-1.話した内容をメモに残す
帰省中に話した内容は、忘れないうちに簡単にメモしておくのがおすすめです。
親に確認しながらまとめることで、情報の整理にもなり、「ちゃんと受け止めてもらえた」という安心感につながります。
5-2.次の行動を決めて終わらせる
「エンディングノートを見てみる」「専門家の話を聞いてみる」など、次の小さな行動を決めておくと、終活の話が一過性で終わりません。
年末年始の帰省は、親子でこれからの安心を考えるスタート地点として最適なタイミングです。
◆ 一人で悩まず、話せる場所を活用しませんか
年末年始の帰省をきっかけに、少しでも終活の話ができたなら、それは大きな一歩です。
ただ、「何から整理すればいいのかわからない」「この先、誰に相談すればいいのか不安」という声も多く聞かれます。
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また、個別の事情については無料相談で、今の状況に合った考え方や選択肢を一緒に整理することも可能です。
「まだ何も決まっていない」「話を聞いてみたいだけ」でも大丈夫です。
帰省で感じた小さなモヤモヤを、そのままにせず、安心につなげる時間を持ってみませんか。